院長 平竜三のブログ診察室では伝え切れない、詳しい医療情報を語ります

クワンチ後遺症治療経過③コロナ感染から頸部の強いシビレに幹細胞液が著効①

  • 2024.02.29

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 クワンチ後遺症治療経過③コロナ感染から頸部の強いシビレに幹細胞液が著効①

はい、リスナーさんこんにちは、

あるいはこんばんは。

今回もまた点滴療法による後遺症の治療症例報告をお伝えします。

今回取り上げるケースは、
コロナ感染中から警部の強い痛みとしびれを発症し、
肝細胞上清液で治療した一例を共有させていただきます

ここで一つ当院の背景を話しますと当院では

コロナ感染後遺症あるいはクアンチ後遺症の治療専門外来を開設しており、
すでに多くの患者さんの治療にあたり成果が上がっています。

現在日本中にはクワンチ後遺症の患者さんが非常に多くいらっしゃいます。

一体どこで直してくれるんだろう
どうやったら治るんだろうと
不安で苦しい思いをされている方も多いかと思います。

あるいはご自身の症状がクワンチ後遺症
あるいはクワンチが誘引で発症したものと。
気付かない場合も多いでしょう

病院を受診しても検査ではっきりしないので、
原因不明の疾患として病院をたらい回しにされて
いつまでも治らない
という方も少なくないのではないかと推定されます

医師としては一般的にですね
今までに経験のないパターン症状を見ますと
それが後遺症の一つかもと考えることは
まだ難しいのではないかと思います。

今回これからお話しする症例経過は
そういう意味で外来診療を行っていらっしゃる医師の皆様にも
日常の診療のお役に立てるかもしれません。

はい、ではそれでは症例の経過に入ります。

もう一度タイトル言いますけど、
本日はコロナ感染中から頸部の強い痛みとしびれを発症し
肝細胞上清液が成功した一例です。

患者さんは50代女性既往歴は特に大きなものはなく、
基本的にはもともと健康な方でした。

2022年の年末に3回目のクワンチ接種を終え、
直後には軽い反応のみですぐに収まりました。

クワンチ接種後の4ヶ月後に
コロナにしっかり感染してしまい
その療養中から発熱し
左の耳の下から頸部にかけて、
強い痛みとしびれが突然出現しました。

療養解除後、解熱後にずっと続くため
まず耳鼻科を受診されたそうです。

この場所だと耳下腺炎などが疑われますよね、
ですが耳鼻科で検査を受けたところ、
特に異常なく、耳鼻科の疾患ではないとされたので、

次にはあの頸部の脊椎外科専門を受診して、
頸部のMRIなどの検査を受けながら診察を受けたんですが、

まあ特に今の痛みの原因となるものは
見当たらなかったと、
で頚椎は年相応の変化でさほど異常なし、
ということで一応原因は分からないということでしたが
対処的に鎮痛剤等を処方されて、

内服薬ですね飲まれたんですが、全く効果なく
むしろ左の頚部の痛みはそう悪くなる傾向があったとで

その他にだるさとか微熱も続いているということで

これはクワンチと関係あるんじゃないかということで
当院に来院されました、

症状が出てから6週間ほど経ってから
小豆沢整形外科を初診されたわけです。

当院ではこの方の症状の経過それから神経の症状ですね
神経学的診察と言いますけども
それからMRIの画像をもう一度見せていただいたりとかした結果、

これはクワンチを3回打って、
その後コロナにかかったことで、
後遺症として症状が出たのではないかと
それを疑いました。

病態としましては、
左頚部の頸椎の神経根というものをですね
クワンチのスパイクタンパク抗原
あるいはコロナ感染による炎症で刺激されて
頸椎神経の疼痛過敏の生じたものと推定しました。

でそれに対して治療計画を立てました。

当初は慢性炎症炎症により増加した活性酸素が
大きな害をもたらしているのではと考え、

神経根の炎症を抑制して活性酸素を減らすために
グルタチオンを添加した
マイヤーズカクテル点滴から始めることにしました。

グルタチオンというのはご存知の方も多いと思いますが、
アミノ酸が3つ繋がった生体化合物で
強力な抗酸化作用を持っています。

他の抗酸化酵素も活性化すると、
グルタチオンは他の酵素も活性化して、
体内の活性酸素を非常に消去して、
様々な解毒過程にも役に立ちます。

それからマイヤーズカクテル点滴というのは
人間にとって基本的なビタミンやミネラルをバランスよく配合しておりまして、
感染症の後の体力回復、

その他様々な不調発熱などをね、
直してくれることが多いので、
これも混合して点滴をすることにいたしました。

さらに組織の腫れとか痛みを早く抑制するための成分も追加し、
特別にカスタマイズした調合を行いました。

これだけでは、点滴だけでは
お家でのケアが足りないかと思われまして、

こういった感染症後の症状に
効果のあるcbdオイルの内服も
併用してもらうことといたしました

1回目のグルタチオンの点滴の後、
翌日から少しだけ痛みの軽減が見られましたが、
どうも成分によって吐き気が多少出るため、
さらに成分を増量することはできず、
若干控えめの量で2週間に1回感覚で点滴を続けました。

合計4回、同様のグルタチオン中心の点滴を続けましたが
症状はわずかしか改善が得られず、
これ以上続けても大きな進展は、
ちょっと期待できないかなと思いました。

そこで、状態をもう一度見直して、
点滴の成分も変更することにいたしました。

これは今はもう感染症は過ぎているんですけれども、
こんだけ長引いてしまうということはおそらくクワンチのね、
打ってるメッセンジャーRNAから持続的にスパイクタンパク抗原が供給されているのではないかと
それが神経根に攻撃を続けているのではないかと推定しました。

そういった慢性炎症に対しては
肝細胞上清液が有効性を期待できると考えまして、
3ヶ月目から肝細胞浄水器の点滴に切り替えました。

その結果点滴の翌日から明らかな疼痛軽減が自覚でき、
しかも効果は1週間以上続いたということです。

その他に倦怠感もほとんどなくなって
仕事や家庭での活動も非常に楽になったそうです。

しかし10日ほど経つとさすがに、
痛みがまたぶり返してきたということで、

あれですけどね、
ぶり返したとはいえ点滴前の半分以下の痛みに収まっていたそうです。

そこで2週間おきに幹細胞浄水器を中心とした点滴を続けたところ、
点滴を受けるたびに頚部痛は段階的にグイグイと軽快しまして合計4回の点滴をした後は
もうほとんど全く頸部の痛みは消失したという状態となりました。

その後今数ヶ月経っていますけども安定しているため、
現在は経過観察行っております。

またぶり返すようだったら
続けましょうかと言っているところですね。

今は発症前と同じぐらいの活動度で、
元気に生活できているそうです。

「クワンチ後遺症治療経過③コロナ感染から頸部の強いシビレに幹細胞液が著効②」へ続く

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